ダイビングのログブックは世界に1冊しかない海の記録。ダイバーたちはどのようにダイビングを、海の思い出を、旅の軌跡を綴っているのでしょう?
「ダイバー図鑑」のスピンオフ企画として始めた「ログブック図書館」では、ご協力くださったダイバーひとりひとりの実際のログブックをご紹介していきます!
4冊目は、ホッシーパパさんのログブック。
ホッシーパパさんプロフィール
現在ダイビング歴もうすぐ4年のレスキューダイバー(NAUI)。経験本数は240本。東京在住のケアマネージャー。ベイスターズ、pixiv、アニメや旅も好き。Twitterでは日常や趣味についてつぶやき中。
ホッシーパパさんのログブック
ダイバー図鑑のインタビューでは、最悪の出会いから一転、海に恋したストーリーを臨場感たっぷり語ってくださったホッシーパパさん。お話にも出てきたログブックも見せていただけることになりました。
ホッシーパパさんがCカードを取得した指導団体はNAUI。OW・AOWを取ってからしばらくはNAUIの公式ログブックを使って記録していたそう。NAUIのログブックはファンダイビングのログ(レクリエーショナルダイブログ)と、講習用のログ(ダイバートレーニングログ)で冊子が分かれています。
普段はファンダイビングのログブックのみを持ち歩き、講習用のログブックと真ん中の白いカバーはセットでほとんど家に置いてあったとのこと。カバーの中にCカード類が入っているので、リゾート(特に海外)に行く時にはこのカバーを持っていくんだとか。
では、中を見せていただきましょう。こちらがファンダイビングデビューを飾ったダイビングトリップのログ。
ホッシーパパさんは、なんと小笠原でファンダイビングデビューというチャレンジャー!衝撃的なダイビングを経験し、「もう来ることもないかもしれない」と思って記念にレシートまで取っておいたそうです。気持ちわかりますね!
ただ、ビギナーの頃はその重要性に気づかず、ウェイトは記録されていなかったようです。
2019年になる頃には、ふつうのログブックではなく、スケッチログをつけるようになったというホッシーパパさん。
こちらも中を見せていただきましょう。
このあたりは、描き始めたばかりのようですね。生き物の描写も特徴を捉えたシンプルな描き方をされています。
でも、徐々にいろんな角度の、いろんな瞬間の表情を切り取ったような絵に変わっていっているように感じます。ちなみにご自身が撮られた写真をもとにしてスケッチを起こしているそうですよ。
このあたりから、呉竹の水彩色筆ペンセットを愛用されているそう。よりくっきりと、海の魚らしい鮮やかな色が表現されています。
大物を見た喜びも小さな魚を見つけた喜びも、陸や船で起こったできごとも、感じたまま自由に描いて残せるのが写真にはない魅力ですね!
ちなみに、シミランクルーズで同乗していたゲストからは「So Cool!」と写真まで撮られていたそう。その時その時に見たものだけでなく、思ったこと、考えたことを記録していくのもダイビングを続けていくひとつの楽しみになりそうですね!
ホッシーパパさん、ありがとうございました!