ダイビングのログブックは世界に1冊しかない海の記録。ダイバーたちはどのようにダイビングを、海の思い出を、旅の軌跡を綴っているのでしょう?
「ダイバー図鑑」のスピンオフ企画として始めた「ログブック図書館」では、ご協力くださったダイバーひとりひとりの実際のログブックをご紹介していきます!
1冊目は、H.Kubotaさんのログブック。
H.Kubotaさんプロフィール
ダイビング歴8年のAOWダイバー(PADI)。現在、約680本。一番多く潜っているのは伊豆の大瀬崎。活動内容はTwitterで更新中。
H.Kubotaさんのダイビングログブック
ダイビングログブックは「とにかく安く、薄くしたい」というKubotaさん。「メモ帳にしようか考えたこともありますが、枠が無いと記入が面倒そうなので…」ということで、システム手帳のバインダーとログ用紙のリフィルを使っているそう。すでに680本も潜られているので、保管用の方は…
ずっしりですね!
ダイビングログは途中で面倒になってやめてしまう人もいますが、きっちり残されていてすごい!
持ち歩き用バインダーの方は、まずこちら。
魚の漢字の勉強にもなりそう。ただ、たしかにあまり枚数は入らなさそうです。年間数十本潜るダイバーにとってはちょっと足りないかも?
というわけで、現在お使いのものはこちら。
シンプル・イズ・ザ・ベスト!
続いて、中面を見せていただきましょう。長く続けておられることもあって、ログ用紙も何種類か使われているとのことで、歴代のログを見せていただきました♡
まず、魚の表紙のログブックとセットだったというこちら。
確かによーく目を凝らしてみると、魚の漢字がうっすらと見えていますね。
左に記載されているチャート形式の記入欄はPADIのポケットログなどにもありますが、ダイブプランナーと合わせて書くのでしょうか。SIは水面休息時間、PGは圧力グループなど、オープンウォーターのCカード取得の時に習ったものですね。懐かしいです。
続いて、456本目から切り替えたというログ用紙がこちら。
潮の流れや波の高さまで記録できるものもあるんですね。さらに、608本目からはこちらに変わって…
これがなくなった後は、某有名ダイビングショップM○Cさんのログ用紙に変えるんだそう。
とにかくひたすら「薄さ」にこだわりログブックジプシーを続けてこられたKubotaさん。
荷物が重くなるのって結構ストレスだし、使っていない項目が多いなら省スペースな片面タイプの方がいいのかもしれません。業界大手のMI○さんで好みのものが見つかったということで、ログ用紙めぐりの旅は終わるのでしょうか。
また、記録している内容については「通算潜水時間は挫折(笑)しましたが、ほぼ全てのダイブでのエアの消費率を残しています。」とのこと。そう言われて見返してみると、各ダイブの1分あたりのエア消費(L)が記載されてます。エア消費のペースを見るのはスキルアップのためにも重要ですもんね。でも、700本近くてほぼ毎回はすごい!
ログブックには、Cカード(ライセンスカード)やダイビングショップのポイントカード、名刺などもクリアポケットに入れて挟んでいるそう。
ダイビングサービスのショップカードや名刺、地味に増えてくるんですよね。その点、システム手帳ならリフィルを増やして対応できるので便利ですね!
いかがだったでしょうか?
実用性重視の方には、「片面1ダイブのログ用紙」と「システム手帳バインダー」の組み合わせはピッタリですね。また、エア消費率は、特にエア消費が安定しないビギナーダイバーの頃からつけておくと、スキルがついてきた実感にも繋がるかもしれません。
Kubotaさん、ありがとうございました!