冒険に満ちた海の世界をゆったり泳ぎながら、神秘的な生き物に出会ったり、水中写真を極めたり、ダイナミックな地形に驚いたり。ダイビングは本当にたくさんの魅力を持つアクティビティ。
今回はダイビングに興味がありつつも、背中を押してほしいあなたのために、ダイビングを今始めるべき理由について紹介しようと思います♡50個あれば、ひとつくらいはグッと来る…はず!?
「海」の楽しさが変わる
1. 未知の生き物に出会える
海には宇宙船のような不思議な生き物がたくさん棲んでいます。ダイビングは海の中をじっくり観察できるので、岩陰に隠れている生き物や、パッと見ただけでは気づかないような小さな生き物にも出会うことができます。
2. 楽しみ方がいろいろある
「ダイビングって潜って何するの?」と思う方もいるかもしれません。ダイビングは、好みによっていろんな楽しみ方があります。たとえば水中写真ひとつとってみても、小さな生き物にそうっと近づいて撮る「マクロ」と、マンタやジンベエザメ、魚群を引きで撮る「ワイド」があります。ダンジョンのような洞窟、沈没船を探検することもできます。潜っている時の浮遊感など、潜ること自体も不思議な体験です。潮の流れに流されるドリフトダイビングや、真っ暗な海の中を泳ぐナイトダイビングもあります。また、共通の趣味を持つ人とワイワイご飯を食べたり、美味しいお酒を飲んだりするのも楽しいひとときです。
3. 魚や海の生き物に詳しくなれる
海や魚について少しずつ詳しくなるので、極めて行けばそのうち雑学博士になれそうです。
4. 釣りしている時には想像するしかなかった魚の動きを観察できる
釣りをしている時って水中の様子が見られないんですよね。私は昔、アオリイカ釣り(エギング)に挑戦していたことがあるのですが、なかなか食いつかなくて。アオリイカはいったいどこでどんな風に泳いでいるんだろう?と不思議だったものです。それを自分の目で確かめられるのってやっぱり面白いです。
5. 世界中の海に行ってみたくなる
もともと海外旅行もほぼ行ったことがないくらいだったのに、自然と視野が広がって世界中の海に興味を持つようになりました。いつか行ってみたいのは、モルディブ、パラオ、カンクン、コスメル、シミラン諸島、フィジー、ラジャアンパット、コモド、レンベ、ブナケン。
6. 自然を大切にする気持ちが生まれる
サンゴ白化や海底にゴミが落ちているのを見ると、とても悲しくなります。自然が人の手によって汚されている現場を実際に目で見る経験も大切かもしれません。
今は自然に優しいと言われるものを使ったり、ゴミを捨てないようにしたりするくらいしかできないけれど、いつかボランティアダイビングもしてみたいです。
7. 「水中世界を知っている」という特別感がある
“人間には2種類いる。「水中世界」を知っている人と、そうでない人だ。”
という感じ。もちろん、世の中には無数の趣味がありますし、ダイビングだけが特別なわけではありません。でも、ダイバーになると、「水中世界」へのプレミアムパスポートを手に入れたような高揚感があります。
8. 海がもっと好きになる
「ダイバー図鑑」でのインタビューを通して意外だったこととして、ダイバーの中には昔から海が好きな人もいれば、海が怖くて苦手だった人もいます。でも共通して「海が以前より好き」になっています。私もそのひとり。ちなみに、「海が怖い」という認識は安全なダイビングをする上で大切です。慎重な人の方がダイビングを楽しむのに向いています。
9. ダイビングエリアのおいしい魚が食べられる
ダイビングは海!つまり、ダイビングエリアでは新鮮な魚が食べられるんですよね。魚はやっぱり捕れたてピチピチが一番です♡
癒やされる
10. 電話が鳴らない居場所
仕事柄、電話に追いかけ回される日々を過ごしていると、海の中の「絶対に誰からも電話がかかってこない安全空間」は心のやすらぎ方が違います。飛行機の中でさえネットが通じてしまう時代。海の中へエスケープしましょう!
11. 水中の呼吸音が落ち着く
ダースベーダーのようなシュコーシュコーというあれ。水中では基本的にあの音しか聞こえません。(よく耳を澄ますと、いろんな音が聞こえるんですけどね)この音のリラックス効果が高いです。どれくらいリラックスできるかというと、出産の陣痛を耐えるためのBGMに使ったくらいです(笑)。
12. 呼吸が穏やかになる
ダイビングでは「呼吸」がとても重要です。落ち着いて呼吸することでエアが長持ちして、長時間ストレスなく潜ることができます。なので自然とゆっくり吸ってゆっくり吐くロングブレスになります。
13. 陸で深呼吸できるだけで「幸せだなぁ」と思える
水中で呼吸ができるとはいえ、レギュレーター越しの呼吸は陸上とは異なります。ダイビング後に陸で深呼吸すると、「あー、思う存分息ができるって幸せ!」と満ち足りた気持ちになれます。
14. 自分の悩みがちっぽけに感じられる
海の広さ、深さ、自然の雄大さをカラダ中で感じられるダイビング。悩んでいたことが正直どうでもよくなります。
15. ほどよい疲労感、よく眠れる
水中でまったりしているだけでも体はほどよく疲れます。ダイビングの休憩時間にまどろむのは最高に気持ちいいです。
16. 夫婦やカップルのマンネリ解消
ご夫婦やカップルでダイビングを始めた方もたくさんいらっしゃいます。打ち込める趣味があることでお互いがいきいきして、さらに共通の話題があることでふたりの時間がもっと楽しくなるはず!普段見ない姿にドキッとすることもあるかもしれません。仲良く楽しむポイントは、「上手な方が、優しく待つ」こと。焦りは禁物。
17. SNSのタイムラインも海だらけで癒やされる
ダイビング仲間や関連会社のSNSアカウントをフォローしていると、休日のたびに海写真が!愚痴を聞いてもらうよりずっと癒されます。
「ワクワクする時間」が増える
18. スポーツが苦手でも体を動かせる
スポーツが苦手でも、体を動かすのって気持ちいいですよね。ダイビングは、トレッキングほど疲れたり体力・筋肉を使った印象もなく、全身しっかり動かすことができます。
19. 潜った後のビールがおいしい
おいしいのです♡
20. 長く続けられる
ダイビングにハマったひとつの理由に、当時好きだったアーティストが解散してしまって抜け殻状態だった…というのがあるんですが、ダイビングは解散も引退もしないんですよね。大事です。
21. 若くても始められて、年を取ってからでも楽しめる
10代に始めた人もシニアになってから始める人もいます。若いからこその楽しみ方も、年を重ねてこその楽しみ方もあるのっていいですよね。
22. 健康への意識が高まる
ダイビングは健康でないとできません。以前は不摂生しまくっていましたが、体の不調を放置しなくなりました。
23. ウェットスーツが入るように体型を維持するようになる
ダイエットや体型維持のモチベーションが高まります。しかも、ウェットスーツが太ったかどうかのバロメーターになるので便利です。
24. お金を計画的に貯める・使えるようになる
ダイビングはある程度お金がかかります。なので、ダイビング予算を確保するために、お金をしっかり管理するようになりました。無駄遣いが減ると、意外にもストレスが減るんですよね。後ろめたさから解放されるというか。
25. 安全への意識が高くなる
Cカード(ライセンス)の講習ではいざという時の対処法などを基本から教えてもらうことができます。自力でなんとかするスキルが身につくので、アクシデントを予防することを考えられるようになります。逆に、知識とスキルがないと安全かどうかが他人任せになっちゃいます。
26. ONとOFFの切り替えがクリアになる
もちろん、ONがダイビングでOFFが平日(笑)。仕事も好きですけどね。
27. 平日でも海のことを考えるだけで楽しい
あの海きれいだったなぁとか、次はこの海に行きたいなぁとか、考えるだけでワクワクします。
28. 海に潜っていない時間は「水面休息時間」
ダイビングで潜った後、次に潜るための休憩時間のことを水面休息といいます。「ダイビングは人生そのもの。そのほかはすべて水面休息だ」という名言があるほど。
29. 旅行の楽しさが一味違う
Cカード(ライセンス)を持っていると、海のある場所へ旅行する時に「できること」の選択肢が増えます。
30. 旅慣れる
ダイビングできるエリアは都市部からは遠いことが多く、近場でも小旅行。さらにいろんな場所へ行くようになると、必然的に経験値が増えて旅慣れた人になります。パッキングの要領が良くなったり、安い飛行機チケットを手に入れたり。
31. カメラに詳しくなれる
水中写真はカメラに詳しくなくても始められます。でも、もちろん上手に撮れるに越したことはないですよね。ダイビングサービスのインストラクターさんには詳しい人が多いので、写真にもカメラにも詳しくなることができます。
32. クリエイティブのインスピレーション
魚、ウミウシ、地形、大物や魚群。ダイナミックさや繊細さ、奇抜な柄。創作意欲が湧いてきます。
33. 海外旅行が身近になる
潜りたい海があると、行動を起こせてしまう。ダイビングという明確な目的を持つことで、海外がグッと身近に感じられます。
34. 家に帰ってから写真を整理するのも楽しい
ダイビングの良いところは、行く前も、潜っている時も、潜った後も、家に帰ってからも楽しいこと。私は図鑑コンプリートを狙っているので、魚の名前を突き止める「同定」という作業も楽しみのひとつです。
35. もっと早くダイビング始めておけばよかったと思う
ダイビングはいつでも始められるけれど、始めるときっと「こんなにすごい世界、もっと早く知っておくんだった」と思うはず。学生さんのダイビング話を聞くとよく思います。
意外と手軽
36. 器材はすべてレンタルできるので水着さえあれば始められる
「ダイビングってイカツイ器材を買わなきゃいけないんでしょ」というイメージがあるかもしれないのですが、器材は大抵のお店ですべて借りることができます。レンタル代無料の場合も。必要なのは水着だけです。
37. 泳ぐのが得意でなくても楽しめる
水中ではフィンを使ってスイスイ進めますし、レギュレーターがあれば息継ぎする必要もありません。
38. お金をかけずに潜る方法もある
インストラクターやダイビングガイド同伴ではなく、友人や家族2人以上で行うダイビングのことを「セルフダイビング(バディダイビング)」と言います。行き慣れた海ではセルフで潜ることで予算をかなり安く抑えることができます。とある大学生さんの場合、沖縄でタンク1本(ダイビング1時間程度1回分)が500円というところがあるんだそう。
39. 飲み代など、形に残らない無駄遣いが減る
一般的なダイビングフィーは1日2本潜って10,000円から15,000円くらい。飲み会に行って一晩で数千円使ってしまうより、ダイビングのために残しておこうとブレーキに。体も健康になって一石二鳥です。
40. 実は1年中遊べるので退屈しない
リゾートでダイビングするという手段もありますが、ダイビングは本州でも通年楽しめます。その秘密は「ドライスーツ」。なんと、服の上から着る防水スーツがあるのです。ウィンタースポーツと違ってオフシーズンがないので、行きたくなったらいつでも行けます。
41. お金を稼ぐことに前向きになる
何のために仕事しているんだろう…と悩むことってありますよね。シンプルに「良い仕事して一稼ぎして、潜るぞー!」と思えるようになったのも良かったです。
「いろんな人」に出会える
42. いろんな年代の人と出会える
ダイビングを始めると本当に幅広い年齢層の方々と出会うことができます。世代が違うと視点や考え方が違うので面白いです。
43. 旅行好きな人と繋がれる
ダイビングが好きな人は高確率で旅行が好きなんじゃないかと思います。ダイビングの話はもちろんですが、いろんな旅の話を聞くのも楽しいです。
44. 人見知りでもダイビングという共通の話題があるのでいろんな人と打ち解けられる
私はプライベートでは結構人見知りするタイプ。でも、ダイビングという共通点が自然と話題を作ってくれるので間が持たないことがありません。
45. いろんな経験がある人たちと出会えるので、人生相談しがいがある
人生経験が濃い人が多いように思います。外国人の男性と付き合っていた人に恋愛相談したりしたなぁ。
46. あちこちに自分の「ホーム」ができる
単なる旅行と違うのは、ダイビングサービスの人たちと一日中一緒に過ごすこと。たとえダイビングサービスを転々とするジプシーダイバーでも、人との繋がりが全国各地にあるってなんとなく心強いです。
47. ダイバー同士の穏やかな仲間意識
ダイビングをしている人同士は、それだけでふわっと仲間意識が芽生えます。程よい距離感。
48. ダイバーとのダイビング話が尽きない
ダイビングの楽しみ方は様々なので、人によって見えている世界が違っています。別のダイバーの話を通して、自分の知らない水中世界と出会うことも。そんなことを考えていると、ずうっとダイビング話にふけっていたくなってしまいます。
49. バディと一緒に楽しめる
ダイビングは1人ではできないアクティビティ。危機管理のため、必ずバディと一緒に潜ります。器材のセッティングを手伝ったり、トラブルに対処したり。人と協力しあって何かをするって、ただそれだけで楽しいものです。
50. 新しい自分にも出会える
ダイビングをきっかけに変わったことはたくさんありますが、一番は度胸がついた気がします。本当に好きなことに出会うと、人ってこんなに変わるんだなぁ。
10月はダイビングを始めるベストシーズンの終わり
さて、いつからでも始められるダイビングですが、もし身近な本州の海で始めるなら10月までがおすすめです。というのも、これから徐々に水温が下がってくるため。水温は気温の2ヶ月遅れくらいで変わると言われるので、10月までは海中は夏仕様なのです。
水温が高い方がリラックスしてダイビングできるので、体験ダイビングやCカード(ライセンス)講習は10月までがベスト。ちょうど三連休もありますしね♡
一生ダイビングを体験せずに満足できますか?
もし、「いつかやってみたい」と思っているなら、ぜひ早いうちにチャレンジしてみてください。水中世界を体験したら、きっと「もっと早く始めれば良かった」と思うことでしょう。
ダイビングのCカード(ライセンス)講習ではどんなことをするの?という方のために、過去記事へのリンクを張っておきます。
参考記事: ダイビングのCカード(ライセンス)取得!OW講習ではどんなことをやるの?
参考になれば幸いです♡
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