ダイバーの正体に迫る本企画。3人目のダイバーさんは、だりあさんです。よろしくお願いします♡
だりあさんプロフィール
現在ダイビング歴1年のAOWダイバー(PADI)。経験本数は48本。東京在住の体育会系OL。ダイビングやライフスタイルについてまとめたブログ「でるふぃすぶるー!」更新中。
思わず涙した慶良間の海中世界
――まずは、ダイビングを始めたきっかけを教えてください。
元々海が好きで、フィリピン旅行でシュノーケリングをした時にダイバーさんを見て「私ももっと深いところまで潜ってみたい!」と思ったのがきっかけです。
――Cカードも海外だったんですか?
沖縄の慶良間のショップさんです。どうせ取るなら南国のリゾートで取りたいと思って。老舗でPADIの5STAR認定されているショップさんにお願いしました。
結果、もう感動しちゃって、どっぷりダイビングのトリコになってしまいました♡慶良間の海は水族館かと思うほど美しくて、思わず泣いてしまったんです。
お世話になったイントラさんも、とっても相性が良くて。OWを取って2ヶ月後にAOWも同じショップさんにお世話になりました。慶良間に行くときはまたリピートしようと思っているショップさんです。
――素敵だったんだろうなぁ!人生観変わりました?
ですね。ダイビングを始める前に期待していた以上の衝撃で、人生観もライフスタイルもめちゃめちゃ変わりました!
当時、私は自分を殺しながら(笑)毎日生きている感じだったんですが、ダイビング始めてからは「もうそんなのは嫌だ!」って気づいて、勇気を出して現状を変えるために行動して。
それからは「自分のやりたいことをやっていいんだ」って思えるようになって、毎日ハッピーですね♡
――ダイビングが自分を変えるきっかけになったんですね。
そうですね。今では、「海が好き」っていう気持ちがライフスタイルの中心になって、
たとえば、
- 海が似合うスタイルになろうと思って筋トレを始めた
- 歳を重ねても健康でずっとダイビングしたいから食べ物に気をつけるようになった
- 海を汚したくないから環境に優しいコスメや製品にお金をかけるようになった
などなど。
海の力恐るべしです(笑)。
ドリフト、地形、魚群…ダイビングならではの世界に夢中
――1年でもう50本弱ですよね。すっかり慣れました?
ライセンス取りたての頃は中性浮力を保つのが上手にできませんでしたが、今はかなり安定していると思います!ダイビング中に焦りを感じたりすることもなくなりましたね。
――中性浮力はどう克服したんですか?
中性浮力は体当たり作戦ですね。BCにどれくらい吸気して、どんな具合で呼吸したらいいのかを感覚的に覚えていった感じです。
ライセンスを取ってから40本くらいまで、ほとんど間隔を空けずに潜ったので「感覚を忘れる前に次のダイブができた」っていうのが大きいかもしれません。
――これはもう、経験を積むのが一番ですもんね!どれくらいの頻度で潜っているんですか?
去年は2週に1回くらい潜りに行ってたのですが、今はそんなに行けなくて3ヶ月に1回くらいです。本当は毎月、毎週でも行きたいんですけどね。
――潜りに行くのはどの辺りが多いんでしょう?
東京に住んでいるので、メインは伊豆です。
いつも日帰りで、小田原にあるショップさんを利用しています。その日に潜るダイバーさん全員が熱海駅に集合して、そこからショップの車に拾ってもらい現地に向かうんです。海況次第で当日ポイントを決めるスタイルなので、どこで潜るかはお楽しみ…という感じですね。
伊豆はハズレの日もありますが、西と東でお天気次第で全然海況が違うので、選択肢が多いっていうのも人気な理由だと思います。
――好きなダイビングスタイルはありますか?
ドリフト、ワイドが好きですね。
ドリフトは潮の流れに身を任せて、魚になったような気分で、「こんな気持ちいい世界があるなんて♡」って思いながら漂うのがたまりません。
魚群や地形などのワイドの魅力は、スケールの大きさでしょうかね!陸上でも高層ビルなど大きな建物は沢山ありますけれど、自然が作り出した手つかずの地球の姿にとっても感動します。
――本当に感動ですよね。でも、ドリフトって最初、怖くなかったですか?
なんと、OWのライセンス取得の時、3本目がいきなりドリフトだったんです(笑)!
そのショップさんは3本目はオプションダイブで、ほぼ確実にドリフトというスタイル。何が何だかよくわからないままドリフトやったので、恐怖心もあまりよくわからなかったです。
景色がみるみる変わっていって、泳がなくても勝手に進んで行って、なんとも言えない不思議な感覚でむしろ楽しかったですね。
――ワイドの魅力である地形、魚群それぞれナンバーワン決めるとしたらどこでしょう?
地形は、伊豆ならば断然の雲見。トンネル、洞窟、クマノミ畑♡
魚群は、同じく伊豆の田子です。キンギョハナダイの乱舞やカンパチ、キビナゴ、タカベの魚群♡
もちろん慶良間が地形も魚群も最高なのは言うまでもないのですが、なかなか遠征できないので。
――忘れられないダイビングはありますか?
一番はやっぱり慶良間です。
あとは、千葉県館山伊戸のシャークスクランブル。サメがあんなに可愛い生き物だって初めて知りました。
OW取り立てほやほやの時に行ったんですが、エントリーする時に中層が流れがキツイというのと、水深25メートルくらいでちょっとだけ深いと言われていたのでビビりましたね(笑)。しかもサメいっぱいって「こわいーーー!」と思ってました。
でも、実際行ってみると、確かに流れがきつくて潜行も浮上もロープ必須、安全停止は鯉のぼり状態でしたが、ドチザメめっちゃかわいいです♡ちょっとマヌケな顔してて、普通にぶつかってきて(笑)。
念願の慶良間、憧れの宮古島。
――今後行ってみたい場所、やってみたいことなどについて教えてください!
次は、もう一度慶良間に行きたいのと、あと宮古島の地形も見てみたいです。宮古島の「魔王の宮殿」は絶対行きたいですね!
あとは、神子元島のハンマーリバーも見たいですし、御蔵島のドルフィンスイムもしたいです。
スキル面では、やはり中性浮力はもっと上達しておきたいですね。魔王はさほどハードなポイントではないそうなのですが、上手に浮力調節ができるに越したことはないですし!
ダイビングを始めてから、今までよりももっと海が好きになりましたし、いろいろな海を見てみたいと思っています。あと、今はサンゴの白化や水質汚染問題などに興味があります。
――では最後に、これからダイビングをやろうか迷っている方にメッセージがあればどうぞ!
海が好きならマリンスポーツを是非やってほしいですね♡
はじめからダイビングはハードルが高い…という人は、プロと一緒にシュノーケリングや体験ダイビングに挑戦してみてほしいです。
器材は全部レンタルできるので手ぶらで始められますし、案外ダイビングはハードル高くないですよ。現実離れした素敵な世界を楽しんでみませんか?
――ありがとうございました!
ダイビングの魅力にどっぷりハマって生き方まで変わってしまったという、だりあさん。ダイビングだけでなく、海を守るためのアクションも起こされていて素敵ですね♡