ダイバーの正体に迫る本企画、7人目はけんプラさんです。よろしくお願いします!

けんプラさんプロフィール

現在ダイビング歴1年のAOWダイバー(NAUI)。経験本数は53本。大学生。日々のつぶやきはTwitterで更新中。

魚への興味から、大学進学とともに飛び込んだダイビングの世界

――まず、ダイビングを始めたきっかけを教えてください。

もともと山育ちだったので生き物、特に虫が好きだったんですが、中学、高校で興味が魚に移り、水族館のスタッフに興味を持つようになったんです。大学進学の時にその夢は諦めたものの、魚好きの気持ちは残り続け、予算そっちのけで大学内のダイビング部に入りました。

部活のOBにダイビングサービスの社長さんがいて、そこでダイビングのCカード(ライセンス)講習を受けました。

――ダイビングの部活!いいですね。何人くらい在籍しているんですか?

23名ほどが現役で活動しています。今回の夏に行われた沖縄合宿ではOBOGの方含めて32名もの参加者がいました!

男女比は年度によってばらつきがあって、半々だったり、女子2人男子5人だったり、はたまたその逆だったりします(笑)。

――なるほど。みなさん、入部の動機はどういったものだったのでしょう?

様々ですね。ある人は「ぐらんぶる」から。ある人はクラゲから。ある人はノリで。また、生き物が苦手だけど入部したという人もいます。

なので、生き物という要素も当然ながら、ダイビングそのものを楽しみたいという人が多いようです。

――講習はどうでした?

中性浮力以外は比較的すんなりでした。魚の動画などを見てイメージトレーニングできていたことが功を奏したのかもしれません。

センスのある世代だったそうで、新入部員、全員脱落することなく合格しました!

――よかったですね!晴れてOWのCカード(ライセンス)を取得して、最初のダイビングの感想を教えてください。

「気持ちいい」でした!

陸上では味わえない独特の環境で、生きた魚を見れるということに感動を覚えました。

伊豆海洋公園で講習を行ったのですが、ソラスズメダイや、クマノミ、ネコザメなど様々な魚を見ることができて。変わり種ですが、伊勢海老の抜け殻が転がってて、なんだか印象的でした。

――ハマりました?

はい。もうすっかり(笑)。

――ですよね(笑)。部活ではどんな感じで活動されているんですか?

普段は月に2本。講習をしてくれたダイビングサービスの社長さんと相談しながら、5〜6人のグループでセルフダイビング(バディダイビング)しています。

ポイントは伊豆海洋公園が多いですね。特に風もなく波も少ないですし、海流が穏やかなので潜りやすいというのと、様々な生き物が観れるので。

レアなものだと、カエルアンコウやウミテングがいたり、去年はジンベエザメが出たようです!

――いいですね。部活でダイビングする良さって何かありますか?

先輩や後輩との繋がりができたのはとても良かったです!大学に入ると、意外となかなか知り合いが増えないんですよ。

あとは、簡単にダイビングの情報を共有できるのも良いですね。たとえば、「あのマスク使いやすかったよー」だとか、「あのポイント綺麗なウミウシいたよー」といった感じで。趣味を共有できる人が近くにいるのはとても良いと思ってます!

――ダイビングは情報交換するのも楽しいですもんね。

ジンベエザメ、マンタ、バラクーダ…大物への期待が膨らむ

――印象的だったダイビングについて教えてください。

去年の合宿で沖縄・慶良間に行ったんです。3日間で9本。透明度が高く、カラフルな魚やサンゴもきれいで。絵に描いたような海の世界でした!

しかも、なんと他のチームがジンベエザメに遭遇したんです。でも僕は見ることができず。

――ジンベエザメ!

本当にレアだったみたいです。ちなみに、今年も慶良間で合宿だったんですが、潜っていたポイントの隣でマンタが出たらしくてまたのがしてしまい。大物に嫌われてるのでしょうか(笑)。

――それは惜しかったですね。来年リベンジできるといいですね。

やっぱり野生のジンベエザメにはいつか会ってみたいですね!

でも、バラクーダや他の大物にも興味があるので挑戦してみたいです。大物にはロマンを感じます!

これからも自分の世界を広げたい!

――今後行ってみたいところ、やってみたいことはありますか?

八丈島に行ってみたいです!シュノーケリングでクジラを見てみたいですね!

また、今後は違うショップで潜ったり、いろんなダイバーさんと繋がってみたいですね。以前、一度だけ部活以外のダイビングを行いましたが、知らない人と潜ったので新鮮でした。

――クジラ!いいですね。他のダイバーさんとは、どんなお話をしてみたいですか?

特にダイビング器材を使ってみての感想を聞きたいです。どうしても、部内の感想だと偏りが出てしまうので、いろいろなメーカーの器材を使っている方とお話をしてみたいです。

――確かに。この記事を読んでいる先輩方、ぜひ、けんプラさんに器材レビューを(笑)!では最後に、ダイビングを始めようか迷っている人にメッセージをお願いします!

ダイビングにはどうしてもお金がかかってしまうのは事実です。ですが、高いのにはそれなりの理由があるんです。

この楽しさと感動は、少なくとも陸上ではわかりません。体験ダイビングやシュノーケリングなどの比較的手軽なものから始めてみてください!

どこかの海でお会いしましょう!

――ありがとうございました!

生き物が好き、魚が好きな人にとっては海の中はパラダイス。けんプラさんがダイバーになることは必然だったかもしれませんね。大学でのダイビングライフ、これからも楽しんでください!