ダイビングはどうしても髪が傷みがち。仕方ないこととはいえ、できるなら何とかしたいものです。今回はダイビング時にできる、手軽な対処方法(でも効果は絶対あると思う!)をまとめていきます。
ダイビングで髪が傷む理由
ダイビングで髪がさらされているダメージ原因はこんな感じです。
- 海水
- 紫外線
- 物理的なダメージ(マスクのストラップとの摩擦、ヘアゴム)
- 自然乾燥
髪の表面はみなさんおなじみの「キューティクル」という層で守られています。キューティクルは乾いた状態では層と層がきゅっと固く閉じ、ぬれると開くという性質があります。キューティクルが開いた状態だと、ケア成分などを髪の内部に届けることができる一方、タンパク質やうるおいが流れ出やすい状態になってしまいます。ぬれると無防備になるという点は、肌と同じですね。
この「タンパク質やうるおいが流出しやすい状態の髪」に対して、タンパク質を溶かしちゃうアルカリ性の海水に長時間さらすわ、うるおいを奪う塩分まみれにするわ、紫外線を浴びさせるわ、マスクのストラップで引っ張るわ、ヘアゴムで縛るわ…。
そして、私たちがついついログ付けに夢中になっている間に、髪からタンパク質やうるおいがどんどん逃げ、パサパサ&スカスカの髪になってしまうというわけ。髪が傷むことしかしてない!
とはいえ。
ダイビングは団体行動も多いし、陸に着くやいなや一目散にシャワー浴びて、トリートメントして、間髪入れずにドライヤーで乾かして…ってバタバタするのも、なんか違うじゃないですか。やっぱりシャワーの後は、
まったりログ付けとビールタイム♡
じゃあ、どうすればいいのでしょう?
こういう時に、とても役に立つのが「アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)」です。
インバストリートメントは髪内部にケア成分を届けるもの。一方アウトバストリートメントは、髪の表面をコーティングしてタンパク質やうるおいを閉じ込める、キューティクルと似た役割をします。
ダイビングログをつけながらできる!かんたん&効果的なケア
ケア方法は、
- シャワーでやさしくしっかり塩分を洗い流す。
- タオルドライ(ログをつけながら)。
- アウトバストリートメントを指の間になじませ、10回ほど手ぐし。
たったこれだけです!
ちなみに、私はこれをずっと愛用してます。
パンテーンのオイルトリートメント。オイルなの?と思うほどサラサラなテクスチャーで全くべたつきません。香りもいい♡しかも、自然乾燥させても広がらない!傷まない!感激の一品です。
今まで効果を感じられるトリートメントがなくってずっとジプシーしてましたが、これを使い始めてから他を試す気が失せました。ヘアサロンのいいトリートメントもきっと効果あるんだろうけど、ダイビングを続けるには節約も大切。コスパのいいアイテムは強い味方です!
いつも行ってるヘアサロンの店長さんには「海に通ってるとは思えない」と褒められます。へへん。
あと、アウトバストリートメントを使う場合は、ドライヤーを使う「前」につけるのがポイントです。オイルつけてドライヤーって髪が傷みそうだけど、ヘアサロンの店長さんいわく、
「お肉焼くとき、油ひいた方が焦げないでしょ?あれと一緒だよ」
と。なるほどねー。
ダイビング後は、ログ付けしながらタオルドライ&アウトバストリートメント!ホントにおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。