「ダイビングにはお金がかかる」と言われる所以、ダイビング器材。初心者ダイバーにとって大きなハードルかもしれません。

器材を買うべきか、レンタルで済ますべきか。私としては「買えるなら買った方がいいけれど、ダイビング頻度や行く場所による。ただし、マスクだけは別!絶対買った方がいい!」と考えています。

なぜなら、マスクは「潜り心地」を大きく左右するため。合わないマスクをつけるとマスククリアが頻繁に必要になったりして、せっかくのダイビングを楽しめない可能性があるのです。

では、もしマスクの次に買うとしたら、何を買うべきか?私はダイブコンピューターとフィンを購入しました。

今回は、そのうちのダイブコンピューターを買った経緯と、買ってみてどうだったか、また選び方についてご紹介します♡

そもそも、ダイブコンピューターって何だっけ?

ダイブコンピューターとは減圧症を防ぐためにダイビング時に体内蓄積した窒素量を把握して、その水深にいられる時間、必要な安全停止や水面休息時間、フライトまでの間隔などを知らせてくれるダイビング器材です。安全なダイビングのために必須の器材とされています。

注意が必要な点として、ダイビング時に体内に蓄積している窒素量は人によって異なる場合があります。そのため、ダイブコンピューターはひとりひとつが原則。レンタルできないダイビングサービスもあります。

なぜダイブコンピューターを買ったのか?

ダイビングCカード(ライセンス)を取った翌月のAOW講習後に、「マスクの次はダイコンを買うといいよ」と教わったのがきっかけでした。

SUUNTO D4i NOVOを見つけた時に一目惚れしてしまい、どうしても欲しくて、ダイビングOW講習、AOW講習、マスクと出費が続いていたため、まさかの10回払いで買うという暴挙に(笑)。ダイビング仲間とは未だにネタになっています。

購入に踏み切った理由は、まず安全面。私は当時はバディダイビング(セルフダイビング)には全く興味がなく、「インストラクターさんの後にぴったりついて泳ぎたい!」と考えていましたが、それでもやはり蓄積する窒素量が同じとは限らないし、何より「レギュレーターとダイコンさえあれば、万が一はぐれても何とか安全に浮上できる」という安心感に惹かれました。

そして、もうひとつの理由は「記録」のため。ダイブコンピューターには潜った本数を記録しておける機能があって、インストラクターさんのダイコンのダイブ本数を見た時に「私も何本潜ったかダイコンに記録したい!」と思ったのです。

ダイブコンピューターを買ってよかった?SUUNTO D4iの使い心地

かなり惚れ込んで買ったので、もちろんとても気に入っています。

SUUNTO D4i NOVOを選んだのはデザイン面が第一でした。いろんなメーカーがダイコンを出していますが、私はあの一般的なデジタル時計の文字があまり好きではなく、D4i NOVOを見た時に「フォントがかわいい!」と一目惚れ。

さらにカラーリングもかわいくて、シリコンバンドの質感もたまらない♡迷いに迷って、マスクの色に合わせてホワイトを購入しましたが、ライムやオーシャン(ミント)もかわいいです。普段使いの時計にしても違和感ないくらい!

※SUUNTOさんに「SUUNTOラブなので公式サイトの写真使わせてください!」と伝えたら、いっぱい送ってくださったのでたくさん載せちゃいます(笑)。

デザイン面以外にも、

  • フル連続減圧アルゴリズム – Suunto RGBM
  • 4つのモード:エアー、ナイトロックス、フリー、オフ
  • 革新的なアプネアタイマー、エアー/ナイトロックスモードタイマー
  • 現在のシリンダ圧、呼吸可能予測時間(※オプション品が必要)
  • 内蔵ダイブプランナー
  • 詳細なグラフィカルなログおよびダイビングデータをPCまたはMacに保存

といった機能が充実していて、不足を感じることはありません。

特に、「グラフィカルなログ」については、グラフ好き・ログ好きな私としては、時間を忘れて眺めてしまう♡

あとは、そのうちオプション品のトランスミッターを買って、ダイコンで残圧まで確認できるようにしたいところ♡

ダイビング中の使い心地については、潜行後、水深が1.2mになると自動でダイブモードに切り替わるので、ウェットスーツを着た後に身につけておくだけでOK。特に意識することなく使うことができます。

一点誤算だったのは、この便利な「自動切り替えモード」によって、浅場を移動していると時々「ダイビングが終わった」と見なされて、ダイブ本数が追加カウントされてしまうことがあります。他のダイコンでも同様なのと、「ONし忘れる」方が致命的なのであまり気にしていません(笑)。

また、初心者ダイバーであれば、基本は「エアーダイブモード」を使うことになると思うので、特別なセッティングはしなくても大丈夫です。逆に、いろいろ触った後には「フリーダイビングモード」や「ナイトロックスモード」に切り替わっていないか確認しておく必要があります。

ダイブコンピューターの選び方

水中写真ダイブ

ダイブコンピューターは私の買ったSUUNTO以外にも、有名メーカーから多数出ています。アクアラングスキューバプロ(Sプロ)TUSAあたりが代表的でしょうか。

では、ダイコンはどんな風に選べばいいのでしょう?比較する際に見ておくといいポイントと選び方を紹介します。

ダイブコンピューター一覧(Amazon)

デザイン

ダイブコンピューターは買い換える頻度の低い器材のひとつ。できるだけ後悔のないものを選ぶことをおすすめします。

見た目、素材だけでなく、マスクや今後買いたい器材、ウェットスーツとのカラーリングの相性も考えて買った方がいいでしょう。失敗が少ないのはブラックか白ですね。ただ、ウェットスーツとマスクをブラックにするなら、アクセントカラーとして鮮やかな色のものを持つのもおすすめ。

また、SUUNTO D4i NOVOのようにPCにインポートできるものであれば、そうしたソフト面のデザインが好みかどうかも見ておくといいかもしれません!

電池式かソーラー充電式か?

ダイブコンピューターはソーラー充電式か電池式に分けられます。

ソーラー充電式のダイコンなら、明るいところに常時置いて充電しておけば「いざ潜ろうとしたら電池切れだった!」なんてアクシデントを防ぎやすくなります。

なお、電池式であってもソーラー充電式であっても電池交換は定期的に必要になるのと、浸水を防ぐOリングが経年劣化するため注意が必要です。

コンパス機能

レンタル器材の中に大抵含まれているコンパス。水中で見ようと思った時、ビギナーの頃はさっと取り出せずに戸惑うかも?そんな時に便利なのが、コンパス機能付きのダイコンです。手元ですぐに確認できれば焦らずにすみますね♡

残圧表示機能

コンパス同様、水中で確認するのに慣れが必要な残圧計。特にビギナーダイバーはこまめにチェックする必要があります。

ダイコンの中には、タンクのバルブにパーツを付けることで、残圧を表示できるダイコンがあります。手元で素早く残圧確認できるのはうれしいですね♡

プロユースのダイコンでは、最大10人分の残圧を表示できるものもあるようです。これは便利!

他のデバイスとの連携

SUUNTO D4i NOVOのように、有線でPCにダイビングログをインポートできるものもあれば、TUSAのDC SolarのようにBluetoothでスマホにデータ送信できるものも。

PCやスマホで過去のダイビング記録を詳細に振り返ることで、スキルアップに活かすこともできます。

たとえばD4i NOVOなら、いつ、どのくらいの水深にいたか、急浮上していないかなどの振り返りをすることができます。無意識に危険なダイビングをしていることもあるので、後から振り返ってみることは結構大切です。

最大深度

個人的に落とし穴だなと思うのが、ネットでダイコンを調べていると、ダイブコンピューターとしての機能を持たない「防水スポーツウォッチ」が紛れ込むことがよくあります。

ダイビングショップでも取り扱っていることがあり、安価なので「これはお買い得!?」と思ったら、サーフィンやシュノーケリング用のただのスポーツウォッチだった…ということも。

購入前には最大深度や機能を調べ、ダイブコンピューターであることを確認しておくと安心です。

ダイコンがあるとどんな感じ?ダイビングの流れ(SUUNTO D4i NOVOの場合)

では、具体的に、ダイコンがあるとダイビング中どんな感じなのでしょうか?ダイビングの流れを見てみましょう。

潜行開始

まず、バディと互いにチェックしてエントリーします。少し潜行したところで、ピピっと音が鳴り、エアーダイブモードに切り替わります。

ダイビングを楽しむ♡

水深、時間などをチェックしながらダイビングを楽しみます。ちょっと冷んやりしてきたな、と思って確認すると意外と深場に来ていたり、撮影に夢中になっていたら思った以上に時間が経っていたり。

安全停止

ブリーフィング時にインストラクターから指定があった残圧になったところで、エグジットの準備を始めます。バディとともに安全停止しましょう。

この時、安全停止のために浅場に移動するとダイコンも安全停止モードに切り替わり、安全停止の残り時間を表示してくれます。浮上したり沈みすぎないよう、表示された水深とにらめっこしながら中性浮力を保ちます。

エグジット

安全停止のカウントが終わったら、指示に従って順番にエグジットしましょう!

ログ付け

ダイコンのログモードで水温、最大水深、エントリー時間やエグジット時間などを確認。ログに記入していきます。

帰宅後

PCにダイコンを繋いで、ダイビングログをインポート。危険なダイビングになっていなかったか、数字面からもダイビングを振り返ってみましょう♡

万が一、バディとはぐれてしまった時の対処法

もし、インストラクターやバディとはぐれてしまっても、ダイブコンピューターを正しく使って安全にダイビングを終えましょう。

以下、一般的なロスト時の対処法についておさらいします。

まず、深呼吸

パニックになったり、慌てて探し回らないようにしましょう。まずはゆっくり深呼吸です。

オープンウォーター(上が開けた場所)であれば、浮上さえしてしまえば呼吸ができることを思い出し、「きちんと安全停止して浮上すれば大丈夫」と気持ちを落ち着かせます。

はぐれた場所で1分間待機

ビギナーダイバーの場合、基本はその場から動かず、インストラクターやバディが探しに来てくれるのを待ちましょう。安全な場所(沈んだり、流されたりしない場所)で周囲の音や人影に注意しつつ、1分経つのをダイコンでチェックします。

1分経ったら、安全停止

3〜5mの水深で3分間の安全停止を行います。ダイコンの表示を見ながら、浮上したり沈んだりしないよう中性浮力を保ちます。

浮上してボートや安全な場所で待機

安全停止が終わったら浮上して、そのままエグジットします。ダイビングの事故は水面も多いようです。ボートや陸地など、安全な場所で待つようにしましょう。事前にはぐれた場合の流れや集合場所を決めておくことが大切ですね!

いかがでしたか?

ダイブコンピューターは安全面から重要なものであり、また、持っていればダイビングがもっと楽しくなることは間違いありません。

ダイコンに関しては、迷ったら買い時!と言えるでしょう。

参考になれば幸いです♡